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JMA2008年経営革新提言発表会(3/21@品川コンファレンスセンター)webリポート

 『潜在能力の組織的発揮〜人と組織の能力を活かしきる経営のあり方〜』 と題して、日本能率協会経営研究所の杉本守孝所長が講演された。そのコンセプトと提言は次のようであった。

 【 提言コンセプト】
 「競争と共生による力強さと創造 〜『個』と『集団』のダイナミズム」を実現するために、マネジメントにおける、「効率軸」から「目的軸」へ大きく舵をきる

 【 提言内容のポイント 】
1) 経営者は、「わが社で一番大事なこと」をイメージの湧く短い言葉に凝縮し、全社員への共有を図り、不退転であることを行動で示す
 経営者は、経営数値よりも、行動主体の目的や目標を、社員全員に示し、不退転であることを行動で示す。

2) 潜在能力を発揮させることができる上司を増やすとともに、「育てる」よりも、日常的に「自ら育つ」環境をつくりあげる
 「まず、やること」「やりぬくこと、考え抜くこと」を定着させ、自ら目利きのある上司になる。部下の強みを見出す。育てることより、「自ら育つ」ことに重点をおく。

3)「競争と共生による力強さと創造」を可能にする組織づくり
 チームの集合体としての組織を作る。そのためには、考えることを常態化し、生身の人間相互の意思疎通を重視する。

4) 潜在能力を引き出す目標を創出する
 潜在能力を発揮させるために、仕事のやり方を変える。

< 所 見 >
 企業の存在意義を考え直すと、短期的数値目標が企業の目的ではないことがわかる。成果主義の蔓延により、挑戦というリスクを避ける傾向にある。出来ることだけを目標とし、チームが皆ライバルというような錯覚さえ与えてしまう可能性も多いようだ。こんな中で、企業の存在意義から目的を考えれば、社員個人の強みが生かされ、その相乗効果として企業の強みに変われるのではないだろうか。NHKの朝のドラマに「ちりとてちん」が放映されているが、その中で、落語家の渡瀬恒彦扮する徒然亭草若師匠が、弟子に「やってみい」と言う言葉こそ、まず行動が重要であることを示している。これと同じで、まずやってみさせることが潜在能力を発揮させる近道であると認識させられる。

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