TRIZ,体系的課題解決のプロエンジニア教育研究所 TOP
実務で問題が発生した場合には、パニックになったりしてなかなか精神的な余裕が生まれないもののようです。このプロセスを踏んで解決策を生み出すには多くの訓練が必要とも考えられます。意外と効果的な方法として推薦したいのは,「40の発明原理」に日ごろから親しんでおくことだと思います。あるいは、「40の発明原理」をスキャンして発想することでとっさの場合にも対応可能です。TRIZそのものを理解していなくとも,困りに困って藁にもすがりたいときには、強力なヒント集となります。
TRIZの基本は,矛盾 Matrixといわれる表(39×39)であるとされています。縦横の軸には「特性」が配置され、横軸から「悪化する特性」を選び、縦軸からその結果「改善する特性」を選ぶと、両者の交点にこの技術的矛盾の克服に利用できそうな「原理(principle)」が提示されています。 この発明原理から解決策を発想します。例えば,改善する特性で「移動物体の体積」を選び,悪化する特性で「移動物体の面積」を選ぶと,「40の発明原理」の中から,「01分割原理」「04非対称原理」「07入れ子原理」「17他次元移行原理」が示されます。この原理およびプロセスを通してアイデアを発想していくわけです。
問題をやや抽象度の高い表現に置き換えることで,ベテラン技術者が陥りやすい心理的惰性(Psychological Inertia:先入観・思いこみ)を取り除き,専門分野以外の解にも視野を広げる効果が期待できるわけです。
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