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TRIZの40の発明原理を使ってみよう
- セザンヌとピカソに学ぶものの見方 -
私は、印象派の絵画が大好きで、日本で開催される展覧会で、ほとんどの本物をかかさず観ています。時には、オランダで開催されたゴッホ生誕200年展では、世界中のゴッホに会えるということで、ゴッホ美術館やクレーラーミューラー美術館まで1人で出かけました。また、モネのオランジュリー美術館、ルノワール、セザンヌ、マチス、ミレーなどのオルセー美術館、モナリザのルーブル美術館へと足を運びました。
セザンヌは、人物画と静物画で有名です。その素朴な構成と色彩に魅了されてきました。それ以外に、セザンヌの人物画からは、そのモデルの人間性まで感じられるのです。後に、ある書物からその証拠を入手しました。彼は友人のガスケに充てた手紙の中で次のように言っています。「モデルを読み取ることと、それを実現することは、大変に時間のかかる仕事だ。・・・」つまり、モデルの持っているすべての本質をまず読み取り、それをキャンバスに実現していたのです。
ところで、子供が小さいころ、子供を公園で遊ばせることを口実に、箱根の彫刻の森美術館に数十回、ドライブしてきました。真の目的は、仕事の疲れを癒すこと、マンネリ化した心理的惰性を打破することでした。さらに、もう1つこだわりがありました。そこの美術館には、常設のピカソ館があり、ピカソの表現したいことを感じることでした。最初は、何をいわんとしているのかさっぱりわかりませんでした。5回、6回と通いつめていくうちに、たぶん、ピカソはこう言いたいのだろうということを感じることができるようになりました。
ピカソは「アビィニヨンの娘たち」という絵で、キュービズム(立体派)の最初の作品を表しました。中央の2人の裸婦の顔は正面を向いているが鼻は横向きのように、多面的ものの見方をしていたわけです。最初からそうしたわけではなく、まず、セザンヌの教えに従って対象を純粋に造形的なものと捉え、その後、それぞれの面に分解して、キャンバスの上で再構成(結合)していたのです。ピカソは、彼の作品がわからないという人に対して、こういうメッセージを残しています。「私は英語がわからない。しかし、英語によるすばらしい詩や文学があることを知っている。キュービズムもそれと同じだ。」つまり、対象(システム)の真因や真の目的をつかみ、多面的に判断すること、これこそ体系的課題解決法TRIZとの共通点であります。
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