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世界をリードする日本のモノ作り企業は、やはり人が財産
6月19日〜6月20日に、東京国際フォーラムで「中小企業全国フォーラム」が開催されていました。ここで、ニッチトップセミナー「ニッチトップで世界をリードする日本のモノ作り企業」と題して、興味深いパネルディスカッションがありました。(株)浅沼技研の浅沼社長と(株)木村鋳造所の木村社長の話は、多くの聴講者に共感を与えたと思われます。
(株)浅沼技研は、アルミ鋳造に特化した事業を展開して、素材にこだわり、0,3ミクロンの加工精度まで保証できる素材開発と計測技術力を保有している企業のようです。(株)木村鋳造所は、木型を使わない鉄鋳物のフルモールド鋳造法に特化した約800名強の中堅企業です。全盛期の約30%まで企業数が激減した鋳造という斜陽産業の中で、規模の拡大を図れているめずらしい企業でした。
(株)浅沼技研は、モノ作りの基本は素材にありとのこだわりから素材の技術開発に、社長自ら自由な社風を醸成し、自社での勉強会や大学院への派遣などを通じて人材育成を図ってきています。(株)木村鋳造所は、木型鋳造を主体とした従来の職人主体の技能集団を捨て、フルモールド鋳造法という職人でも手に負えない技術にチャレンジして若者のIT技術と連携させた技術開発で、みごとに社員の若返りを図ることができ、成長軌道に乗せることができているようでした。
ニッチ分野で成長させている両者の成功の秘訣は何なのでしょうか。それは、次の3つに要約できると考えられます。
@従来から積み重ねた技能に加えて、大学などとの連携により、若者を動機付けできる技術開発を実行できていること。
A自由闊達な社風で、鋳造という技術が好きな人材を集め、大学院への留学なども認めながら、人材育成に力を入れていること。
B社長のリーダーシップの下、情報の視える化を図り、社内のコミュニケーションが図れていること。
つまり、人が財産であるということがいえます。その証拠に、安易な海外展開はせず、人を育てることが最優先であるといわれておりました。また、不況でも、解雇するくらいなら会社を潰すとまでいわれていました。
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