TRIZ,体系的課題解決のプロエンジニア教育研究所 TOP
TRIZブログリスト TOP
一般的には、企業の寿命は30年ぐらいだろうと言われています。最近、江戸や明治時代から代々続いてきた老舗の倒産も増加傾向にあるようです。企業経営の目的は、ゴーイングコンサーンと表現され、企業活動を継続させていくことで社会貢献を果たしていくという考え方です。このためには、どうしたらよいのでしょうか。この問いに対して明確に答えられる人は少ないと思います。中には、数百年も生き残っている企業もあるようです。
戦国時代から、460年代々続いてきた「オカモト」という鋳造所があるそうです。製品としては、なべ、釜から、寅さんでおなじみの柴又帝釈天の鐘などがあるそうです。最近の製品は、景気の変動要素の比較的少ない工作機械のベッド(架台)や機械を作る補助具としての冶具などの生産財に特化しているそうです。皇室や大名から御用達の製品も代々作り続けてきたということで、許可証や依頼書などが残されています。
この企業の長寿の秘訣を、作家の幸田真音さんが尋ねています。それによると、まず、代々、ほどよい時期に、婿養子を向かえているそうです。これは、違う考え方も導入して時代にあった商売に仕立てられてきたということのようです。また、家訓が3つあります。一つ目は、本業に専念すべし。二つ目は、政治に口出しはしない。三つ目は、お説教はしない。代々の当主は、これさえ守れば後は自由なことができるというものだそうです。
つまり、この企業の長寿の秘訣から、どうやら次のようなことが言えそうだと思いました。まず、環境変化に柔軟に対応すること。選択と集中を明確化させ、決して多角経営を標榜しない。社風を自由闊達にして、従業員の知恵をどんどん出してもらう。これって、できそうでできなかもしれませんが、普遍的な経営哲学のような気がします。
TRIZブログリスト TOP
TRIZ,体系的課題解決のプロエンジニア教育研究所 TOP