TRIZ・ITソフトウェアキーワード：MAC(Media Access Control adress)アドレス

MAC(Media Access Control adress)アドレス

1 解説
　各Ethernetカードに固有のID番号である。全世界のEthernetカードには、1枚1枚固有の番号が割り振られており、これをもとにカード間のデータの送受信が行われる。IEEEが管理・割り当てをしているメーカーごとに固有な番号と、メーカーが独自に割り当てる番号の組合せで作成されている。
　ネットワーク上で、他のコンピュータとデータのやりとりをするための住所の役割を果たすものがIPアドレスとするならば、MACアドレスは人の名前に相当する。東京都中央区銀座１丁目1番地に住む山田太郎さんが、他の場所に引っ越して住所が変わったとしても、山田太郎さんである。同じように、パソコンを別のネットワークにつなぎかえると、IPアドレスは変更になるが、パソコンのMACアドレスは変わらない。この仕組みを利用して、MACアドレスは通信に使われている。あるデータがIPアドレスを頼りに、パソコンが設置されているネットワーク(LAN)に届いた後は、MACアドレスを用いてパソコンにデータが届きく。
　MACアドレスは48ビット長（6バイト）のアドレス情報である。表記には16進数が用いられ、1バイト（16進数で2桁）単位に“-（ダッシュ）”や“:（コロン）”で区切って表わすことが多い。MACアドレスの最初の3バイトは「OUI（Organizationally Unique Identifier）」と呼ばれる番号で、IEEEで管理されるベンダーIDだ。残る3バイトは各ベンダーにおいて製品ごとに重複しないよう管理されている番号である。そのため、MACアドレスは世界中に1つしかないNICに固有の番号となっている。

2 所見
　特になし