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スイッチングハブ

1 解説
 ネットワークの中継機器であるハブの一種で、通常のハブはリピータとして働くため、ある端末から送られてきたデータを全ての端末に対して送信し、データの取捨選択は各端末が行う。これに対して、スイッチングハブは、ブリッジとして働き、端末から送られてきたデータの解析をしてあて先を検出し、送り先の端末にしかデータを送信しない。このため、ネットワーク全体の負荷が軽減し、セキュリティが向上する。
 単純なハブ(リピータハブ)は、受信した信号をそのまますべての機器に向けて送信するが、スイッチングハブはデータとして内部のメモリなどに一旦蓄えた後、宛先などを解析して必要な機器にのみ送信する。この判断はMACアドレスなどデータリンク層(OSI参照モデル第2層)の情報に基づいて行われることから「L2スイッチ」(レイヤ2スイッチ)とも呼ばれる。
 電気的に信号を中継するのではなくデータを蓄えて送信するため、通信速度の異なる機器やネットワークの間を中継することができるというメリットもある。

2 所見
 特になし