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ADSL(Asymmetric Digital Subsorber Line)

1 解説
 既存の銅線電話加入者線を使って高速データ伝送を可能にする技術で、非対称デジタル加入者線と訳される。インターネットを経由して画像などの大量データを利用者の端末に送り出すとき下りチャネルの伝送速度(約500Kbps〜8Mbps)は大きく、端末からノードへの上りチャネルの伝送速度(約64Kbps〜1Mbps)は小さい。
 ADSLは開通後の最大速度や接続可能性を保証できない「ベストエフォート型」のサービス。最大速度は、ADSLに理想的な環境の場合であり、NTTの回線品質、NTT交換局からの線路長、お客様宅内環境など、様々な条件や状況により理論値よりも低い速度でしか接続を確立できない場合や、全く接続が確立できない場合、開通後 に接続できなくなる場合等がある。
 ADSLの特徴とメリット
@ISDNや通常のモデムに比べて、非常に高速である(フレッツ・ADSLの場合
A下り1.5Mbps 上り512Kbps)
B非対称性から、サーバー向きのインフラではなくクライアント向けといえる
C常時接続が可能であり電話をしながらADSL通信が行える
D現在のアナログ加入者線を利用できるので、設備コストが低い
 ADSLのデメリット
@収容局まで遠いと信号が減衰し、データ速度が落ちる。または、利用できない
A提供できるエリアが限られている(今後解決していく問題と思われる)
BISDNとの周波数帯域がかさなるので、近接するISDN回線から干渉を受ける
C実際にADSLを導入するまでは、通信速度が分からない

2 所見
 特になし