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秘密鍵暗号

1 解説
　秘密鍵暗号は、慣用暗号あるいは対称鍵暗号とも呼ばれ、一つの鍵を基にした暗号化方式である。平文と鍵が与えられれば暗号化はわけのわからない暗号文を出力する。復号化は暗号化の逆であり、同じ鍵を利用する。秘密鍵暗号アルゴリズムには、DES、IDEAなどがある。
　暗号の概念として判り易い方式であるが、事前に何らかの方法を用いて鍵を受信者側に手渡しておく必要がある。万一、その時点で第三者に鍵が漏れてしまえば、その後の暗号を全て解読されてしまう危険性が高くなる。したがって、どうやって安全に鍵を相手に渡すのか？と言う大きな問題が残る。もし、安全に鍵を渡す方法が有るならば、その方法で情報自体を送れば良いと言う矛盾も生まれて来る。また、多数の相手に対して同様の暗号化を行う場合、相手の数だけ鍵を用意する必要がある。もし1つの鍵だけを使って暗号化した場合は、A社に送った内容がB社にもC社にも解読できてしまうことになるからである。これでは暗号とは言えなくなってしまう。反面、暗号化と復号に同じ鍵を使うことから、高速な処理が可能になる。

2 所見
　特になし