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DFD(Data Flow Diagram)

1 解説
 システム設計の基本設計で行う業務分析の1手法である。業務をデータの流れに着目して相互の関連を把握する。データの発生源や出力先を示す「ターミネータ」、業務処理内容を示す「プロセス」、データの記録を示す「データストア」の4つの要素から成る。データの流れを構造化し、必要な処理を明確化するところに特徴がある。問題点の整理や発見にも適している。
 バブルチャートと言う表現もあるが、これは、データ処理のプロセスをバブル(○)で表すためである。データの明確な流れを知ることで、無駄を見つけ、合理化・効率化できる箇所の発見に役立つ。構造化設計においては、データ処理の可視化などにも大いに利用される。DFDの技法は、構造化分析で使われるもので、1970年代後半から始められたものである。図で示すことで、システムの構造が誰にでもわかりやすくなっていることで、使いやすさがメリットとなっている。このメリットの波及として、業務分析の分野においても、体系化されたシステムのファンクションを含んでいることから、実際に利用されている。

2 所見
 特になし