TRIZ公式サイトぷろえんじにあ

TRIZ&MOT学習のための技術・経営キーワードリスト TOP

ロボットの安全対策

1 解説
 ロボットの安全対策については、JIS 安全通則及び労働省の労働安全衛生規則により指針が示されている。その概要は次のようである。
@ 設計・製作に際しては、異常を検出して停止できるフェールセーフ機能をロボットにもたせる。
A 動力源の遮断、非常停止などの機能をそなえる。
B ロボットの使用条件に応じて、危険領域を明確にして、安全冊をもうける。
C 高さ2m 以上の場所でロボットに関する作業をするときは、手すりなどを取り付けたプラットフォームを設置する。
D ロボットの操作方法等の教育を実施し、作業規定を 作成する。

2 所見
 特に、プレイバック型のロボットはティーチングができることが特徴で、ティーチング時には、ロボットの動作領域に入らなければならない。それにより、ロボットの異常動作による危険にさらされる。したがって、設備の設計計画段階で多少コストはかかるが、上記の規則は必要最小限のものであるので、絶対に厳守すべきである。さらに、必要に応じて、カバー等をとりつける。ここでもう一つ注意しなければならないのは、ロボットをデバック中での技術者への安全対策である。