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GT によるレイアウト

1 解説
 P-Q 分析の中で、多品種中少量生産の製品の場合、GT により類似部品をグループにまとめて、一つのロットとして加工できるときには、類似部品別に、流れの配置 (レイアウト )をパターン化できる。これにより、生産性の高いレイアウトとなる。これには、流れ生産型に近いGTフローライン 型、一つあるいは複数の類似部品グループを加工するのに必要な工作機械群を配置したGT セル型などがある。

2 所見
 最近の生産形態は、ジャストインタイム、ストックレス化が主流となっている。このため、類似部品を集合ロット化して蓄積することはジャストインタイム化に反するかもしれない。しかし、FA による生産は、従来の生産システムに比べ、フレキシブルな生産方式のため生産リードタイムがきわめて短くなっている。そのため、週単位から月単位ぐらいまで製造でのロット化が、販売納期にかかわらず製造独自で可能である。このため、製品の種類と数量が決定されたあと、GT を考慮した生産計画、工程計画、日程計画を迅速に行う必要がある。