TRIZ公式サイトぷろえんじにあ

TRIZ&MOT学習のための技術・経営キーワードリスト TOP

光ディスク

1 解説
 光ディスク装置は、直径1μm に絞ったレーザービームを回転ディスク上に照射し、記録面からの情報の再生あるいは記録面への情報の記録を行うものである。光ディスクは機能別に、再生専用型、追記型、書換え型の3種類に分けられる。再生専用型はすでに AV機器で成熟化している。追記型はユーザーによる記録が一度だけできるものであり、記録方式は多様である。書換え型は記録、消去の繰り返しが可能なものであり、光磁気方式のものが実用化されている。
 光ディスクの原理は、レーザー光が、波長λと対物レンズの開孔数NAによりλ/NAのオーダーのビーム径に集光する。これを用いて高密度の記録再生を可能としている。また、透明基材を通して、記録膜に光を集光するので基材外面のゴミ・傷などの欠陥の影響を受けずに記録再生ができる。基材厚は、LD、CDでは1.2mm、DVDでは0.6mmとなっている。

2 所見
 光ディスクの製造技術は、薄膜技術だけでなくディスク原盤の加工技術として、nmレベルの超精密加工技術がキー技術となっている。光ディスクは、ディスクそのものの改良や青色レーザーの実用化等で、さらに情報圧縮技術が進み、よりコンパクトなメディアに発展していくと考える。