ぷろえんじにあ
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1 解説
セラミック膜とは､液体の不要物や雑菌等を取り除くための多孔質の精密な濾過をするための膜である｡
特徴は､次のようである｡
① 高分子膜に比べ､強度が高いので､高流速､高圧力で濾過ができる｡その結果､コスト低減化がはかれる｡
② 装置が小型にできる｡
③ スチーム殺菌ができる｡
④ 薬液洗浄にも強い｡
⑤ 耐熱性が高い｡
⑥ コストは､やや高い｡
用途として､日本酒やワインの雑菌を取り除く加熱殺菌用､粘度の高い培養液を使う医薬品の製造工程などがある｡
2 所見
従来のセラミック膜は､直径で0.1～数μ m という精密濾過までであったが､最近､数nm～100nm の限外濾過が可能となってきた｡これにより､医薬品､バイオ分野の用途拡大がはかれてきている｡今後､製造方法等の改善によりコスト低減化をはかり､さらに普及させたい技術である｡