ぷろえんじにあ
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1 解説
自動搬送システムには､レールなどの軌道を走行する有軌道式と所定のルートを誘導走行または自律走行する無軌道式がある｡無軌道式で自動台車の形態のものを無人搬送台車と呼ぶ｡
無人搬送台車の特徴は次のようである｡
① プログラム変更により､経路､動作を変えたり､搬送台車の増減ができる｡
② 複数台が追従､交錯して走行する場合､追突を防止できる｡
③ 他の機械やロボットと同期がとれた動作ができる｡
④ 繰り返し停止精度が高い｡
⑤ 自己診断機能をもっている｡
2 所見
FMS においては､無人搬送台車の役割は､特に重要である｡例えば､機械加工システムでは､マシニングセンタへのNC パレットの供給と回収､マシニングセンタツールの自動交換システム等に利用している｡また､半導体では､クリーン搬送用無人搬送台車で､しかも､より無人化するため､固定ハンドを搭載している｡
今後は､例えば､レーザー光線の指示で動くもの､パターン認識で誘導するもの､等間隔に設けた標識をTV カメラで感知して進むもの等よりインテリジェント化し､より無人化工場のキーユニットとなる｡