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光切断法

1 解説
 光切断法とは物体の形状を非接触かつ光学的に計測する手法の一種であり、三角測量の原理に基づいて薄いシート状の光を投影することで3次元位置を得る方法のことをいう。プロジェクタから投影されている1枚の光のシートがあたかも計測物体を輪切りにしている印象を与えることから、このように呼ばれる。光でものを物理的に二つに切断するわけではない。光のシートが対象に当たることで、その表面には1本の明るい縞ができる。この縞の形は対象の位置や形状に応じて変化する。身近な話では、ちょうどブラインド越しにできる光の縞模様が当たっている物体の形に応じてひずむことに見られる。ここで、逆に縞の位置変化の方を測定することで、対象物体の位置や形状を知ることができる。
 光切断法を用いた3次元形状計測装置の応用例としては、小さいものではフラットパッケージICのリードピンの折れ曲りの計測やはんだ盛りの形状検査がある。やや大きいものでは、顔や背などの身体測定や工業部品を組み上げる知能ロボットの視覚装置がある。大きなものでは、道路の起伏の検査などがある。

2 所見
 特になし