TRIZ公式サイトぷろえんじにあ

TRIZ&MOT学習のための技術・経営キーワードリスト TOP

ひずみゲージ

1 解説
 ひずみゲージとは、導電体にひずみを与えると電気抵抗が変化することを利用した測定センサである。構造は、非常に細い金属抵抗線をエポキシ樹脂などに接着したものが多い。金属抵抗線の抵抗をR(Ω)、長さをL、断面積をA(m2)、抵抗率をρ(Ω・m)とすると、次式が成立する。
  R=ρL/A
式から、導体の抵抗値R(Ω)は長さLに比例し、断面積A(m2)に反比例する。
 用途はつぎのようなものになる。
@加重測定:柱などにひずみゲージを貼り付けておくことにより、その柱に加わった、力、荷重を求める。
A振動・加速度測定:薄い板パネルなどにひずみゲージを貼り付けておくことにより、振動や加速度が加わった時の、周期、周波数、振動の大きさを求める。
B変位測定:板パネにひずみゲージを吊り付け、板バネに曲げひずみを与えることで、移動量、変位量を求める。
Cトルク測定:自動車のプロペラシャフト、ボール盤の回転軸などにひずみゲージを貼り付け、伝達力、すなわちトルクの大きさを求める。
D圧力測定:圧力の受けるダイアフラムなどにひずみセンサを取り付けて、流体・気体の圧力の大きさを求める。

2 所見
 特になし