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イメージセンサ

1 解説
 イメージセンサは、平面状の光の強度分布として画像をとらえて、それを電気信号に変換するものである。代表的なものにMOS型、CCD型があり1次元リニア型と2次元エリア型が多く活用されている。MOS型はCCD型よりも計測器への応用に適している。しかし、CCD型はデジタルカメラに代表されるように高集積化が可能で1インチ当り数百万素子のタイプも実用化している。
 イメージセンサーは、人間の眼でいえば網膜に相当する部分で、その性能がデジタルカメラで撮る写真の画質を大きく左右する。現在では「CMOS」(Complementary Metal Oxide Semiconductor、相補性金属酸化膜半導体)方式が主流である。他方式と比較して製造設備が安あがりなため部品単価が安く、小型化技術も進んでいることから、現在ではほとんどのスマートフォンやコンパクトデジタルカメラがCMOSを採用している。
 デジタル一眼レフカメラなど高級機には「CCD」(Charge Coupled Device)方式のイメージセンサーが多く採用されている。技術の進歩によりCMOSとの性能差は縮まりつつある。高速化も著しく、連写や動画撮影という点ではCMOSのほうが有利になってきた。画質は構造上CCDのほうが有利だが、CMOSに比べ部品単価が高く消費電力も多いため、スマートフォンでの採用事例はまだ少ない。

2 所見
 特になし