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ジルコニア

1 解説
 セラミックスの弱点である脆さを克服したもので、高融点、高強度、高靭性、耐摩耗性、耐食性、超塑性など多くの特徴をもつ。用途としては、刃物、機械部品、冶工具、日用品、断熱材、耐火物、発熱体などがある。
 酸化ジルコニウム、ZrO2は、耐熱性や生体親和性などを持つことから近年注目されている。身近なところでは、白いセラミック製の包丁などが挙げられる。また、スペースシャトルの外壁(耐熱性)や人工関節(生体親和性)などにも使用されている。
ジルコニアは、その結晶構造の違いにより次のような用途となる。
@単結晶構造
 人工ダイアモンドまたはキュービックジルコニアとも呼ばれ、広く宝飾品に使用されている。ダイアモンドに酷似している。
A多結晶構造
 耐火物や研磨材、ファインセラミックとして使用される。このファインセラミックの使用方法のひとつとして、歯科材料(ジルコニアフレーム)がある。歯科材料の場合、ジルコニアでつくられるフレームは、イオン流出がほとんどなく、また白い材料のため歯肉を健全な状態に保ち、高い審美性を得ることができる。

2 所見
 特になし