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ロストワックス法

1 解説
 原型を合成樹脂やろう(ワックス)で作成し、その周りを鋳型材料で覆い、全体を加熱して原型材料を溶かし、流しださせて鋳型をつくる方法である。比較的精密で複雑な形状の鋳物ができる。
 ロスとワックス法の特徴を列挙すれば、以下のようになる。
@ロストワックス精密鋳造法では複雑な形状を一体鋳造できる。金型は、分割型もあり 抜き勾配も不要である。従来は、別々に加工・組立をしていた製品でも一体鋳造が可能になる。
Aロストワックス精密鋳造法は、数gから数10Kgの大型部品まで鋳造できる。
Bロストワックス精密鋳造法は、機械加工では困難な3次元曲面が可能である。
Cロストワックス精密鋳造法は、一般鉄鋼、一般非鉄、チタン合金、耐熱合金、コバルト合金等の豊富な材質に対応できる。
Dロストワックス精密鋳造法は、内部形状が複雑なものも製造できる。
Eセラミック中子や中子ワックスの活用により、複雑な内部形状であっても自由な設計が可能である。

2 所見
 特になし