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ろう付け

1 解説
 ろう付けといわれる溶接材のみを溶融させて固まるときの付着力により金属を接合させる方法である。一般に、ろうは、溶融温度が450℃以上のものを硬ろう、450℃以下のものを半田と区別しており、硬ろうを用いるものを硬ろう付け、半田を用いるものを半田付けと称している。その利点は、複雑で精密な部品の接合が可能、異種金属間の接合が可能、接合材料をほとんど溶かさないなどである。
 ステンレス鋼や鉄鋼はロウ付けしやすい。これらは融点が高く,若干加熱しすぎても材料が溶けないからである。また,黄銅や銅はロウとの相性がよいため,かなり簡単にロウ付けできる。熱がかからず,それほど高い強度を必要としない場所であれば,銀ロウでなく「はんだ」でも簡単に固定できる。一方,アルミニウム合金はロウ付けしにくい。
 ろう付けの特徴は、つぎのようになる。
@母材をほとんど溶かさないため、薄板や精密部品の接合ができる。
Aろうの浸透により、複雑形状部品や多点接合部品の同時接合ができる。
Bろうおよびろう付方法の選択により、異種金属や非金属の接合ができる。
C継手形状によって母材同等の継手強度を得ることができる。

2 所見
 特になし