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超音波加工

1 解説
 超音波で振動する工具と研磨剤により加工する方法である。砥粒の衝撃により生じる微細な脆性破壊作用を利用した砥粒加工法であるとともに、多数の砥粒と高周波数の衝撃により能率的な加工が可能である。主として、ガラス、水晶、ルビーなどの硬質脆性材料の穴あけ、切断、彫刻などに用途がある。
 超音波加工のメリットは次のようなことになる。
@乾燥、冷却時間はほとんどいらないため、超音波溶着(接合)する時間は通常約1秒で終了。
A接着面だけを溶融、接合するため、溶着で製品の外観に影響を与えない。
B溶着によるはみ出しがないため、透明な成型品でも美しく仕上がる。
C超音波発熱は溶着の境界面だけで発生するため、製品の変型や内容物の変質を起こさない。
D溶着作業の前処理が必要なき、製品に付着した汚れなどは、超音波振動で吹き飛ばす。
E接合部の設計とウエルディングシステムの設定で、気密溶着が可能。
F超音波溶着の条件は機械的に設定されるので、同一品質の製品の生産が可能。

2 所見
 特になし