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コージェネレーション

1 解説
 電気・熱併給システムで、トッピングサイクルとしてガスタービン、ディーゼルエンジン、ガスエンジンで発電し、排熱回収ボイラで回収した熱を工業用蒸気、給湯、冷暖房等に利用するもの。分散電源、地域冷暖房等の用途に使用される。総合的利用効率が高いのが特徴である。
 国内では、主に内燃機関による方法が用いられ、一部熱供給を伴う大型発電所や木質系バイオマス・コージェネにおいてボイラー・タービン方式もある。欧米では、後者が主流であるが、徐々に天然ガス・コンバインドサイクルにリプレースされつつある。近年では、原動機の高効率化が進み、40% (LHV) 以上の発電効率、また、熱のカスケード利用により35% (LHV) 以上の廃熱回収効率を得ることができ、総合効率は高いものとなる。
 省エネと省コストを実現できるコージェネレーションシステムだが、最大のデメリットと言っても過言ではないのが初期投資の必要性である。一般家庭用のコージェネレーション製品でもエコウィルが約60万円〜80万円、エネファームが約200万円〜300万円と、かなりの高額で、商用は更に高くなる。もちろん、導入先の規模によっても異なるが、設備費用や設置工事費用などをトータルで考えると数千万円の初期投資が必要となる。

2 所見
 特になし