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蓄熱(相変化蓄熱等)

1 解説
 熱源に余裕があるとき蓄熱し、不足時に取り出し利用することにより、負荷の平準化に寄与し、省エネにもなる。夜間余剰電力の利用や太陽光発電等需要と発電時間に差がある場合に利用される。通常、液体の顕熱が利用されるが、氷蓄熱のような相変化を蓄熱に利用することにより、小型、低コスト化が期待でき、空調に利用される。
 たとえば、水の場合、0℃以下になると水は氷に相を変化する。同じく0℃より高くなると氷は水に相を変化する。このとき【水→氷→水】に完全に相変化するまではその物質の温度は一定になる。このとき出入りする熱を利用したものが潜熱蓄熱材である。主原料にもよるが、一般的に市場にある暖房用の潜熱蓄熱材は35〜57℃の範囲の材料があり、冷房用はおよそ10〜32℃の材料を使用している。いわば高い温度で溶けたり凍ったりする氷のようなものである。

2 所見
 特になし